何者でもない男性が書く、とりとめのないおしゃべりのような文章

ここ数年、noteなどの媒体や個人出版の盛り上がりもあって、「何者でもなかった女性がエッセイを書いて文筆家になる」ルートの裾野は広がっている印象があるんだけど、個人的には、何者でもない男性が書く”とりとめのないおしゃべり”のようなエッセイをもっと読んでみたい。 男性は実利的で主義主張のある文章を書かないといけないみたいなジェンダーバイアスがあったり、実際に需要も少なかったりするのかもしれないけど、もっと意味のない個人的な感情の機微を綴った文章が世に出回ってもいいと思う 福田フクスケ on 𝕏

ふとした思いつきの投稿が、批判や炎上ではなく、こんなに拡散されるとは思わなかった。男性でもエッセイを書きたい/書いている人は案外たくさんいるとわかりました。 だとすると、あんまり市場として盛り上がっているように見えないのは、単に芸としてのクオリティの問題か、需要がない(と思われている)のか、はたまたフックアップされにくい傾向があるのか…。 いずれにしろ、他ならぬ私自身がエッセイ書きたい側の男性なので、何かしら発信していこうと思います。 福田フクスケ on 𝕏

日記やエッセイを書き溜めている何者でもない男性として、ふむふむ〜と思った。福田フクスケさんの発言に対して直接的に反応を返したいというよりは、これらの投稿をきっかけとしてぼく個人の内に湧き上がったものをメモする感じで。

  • ビジネスが絡む形でものを書いたり声を録ったりしていると「市場として盛り上がっているか」が気になるものなのかな
  • ぼくが「ウェブが登場してくれてよかった」と思うのは、市場とか無関係に、何者でもない人間が何者でもないままにブログでも日記でもエッセイでも書き続けて発信できるようになったこと
  • 「もっと読みたい、もっと書こうよ」がメッセージだとしたら「ぼくもそう思います」と乗れるが、「市場が〜」「フックアップが〜」という話だとしたら「別にそこはなんでもいいんです」って感じだな
  • ビジネスの話なら「ビジネスとしてのエッセイ」「ビジネスとしてのポッドキャスト」のように書いてほしい、という注文がぼくの中にあるのだろう
    • ビジネスとか関係なしに楽しめるはずのものが「ビジネスありき」な論調で語られるのがイヤなのかも