自分は保守的な変化を好む個人主義者、って感じなのかも

ザッソウラジオ青木耕平さん出演の回を聴いて「おおっ」となったのでページに起こしてメモしていきます。上記リンクのうちの、特に第 2 回の話がきっかけね。

ぼくはこれまで「保守 / リベラル」という比較の中で、自分を「リベラル寄り」と位置づけてきたところがあると思う。これ自体も自分から出てきた考えというよりは、ニュースなんかを見聞きするようになって右翼だとか左翼だとかのフレーズに触れて「どういう意味だろ…?」と思って調べたり調べなかったりしているうちに、世間における考え方ってのは、ある軸の上で右寄りか左寄りかにわかれるらしい、って雰囲気を徐々に徐々に感じ取って認識を組み立てていった感じ。

ぼくが 22 歳くらいから 40 歳くらいまでなんとなく「身を置いている」という感触を持てている日本の「ウェブ業界」においては、話の通じる人が多いな、近い価値観の人が多いな、という体感はあった。一方で、あまりウェブに触れていないような、人口密度があまり高くない地域における年長者と接するときなんかは、自分とはぜんぜん違う感覚で生きているんだろうな〜と感じることがしばしばあった。

そんなこんなで「自分はリベラル寄り」「自分と話が合う人たちはリベラル寄り」「話が合わない人たちは保守寄り」と、とても雑に単純化して認知してきたと思う。

ここにきてザッソウラジオの件の回を聴いて、これまでの認知よりは実情に近いモデルを獲得したように感じているので新しい自分の認知について記す。なお、これは青木耕平さんや倉貫義人さんが語っている内容をほぼなぞっているので、興味を持った人はぼくの記述よりも当該エピソードに当たられたい。

  • 個人主義」と「共同体主義
    • このふたつでいえば、ぼくは個人主義寄りだと思う
  • 「革新的な変化」と「保守的な変化」
    • このふたつでいえば、ぼくは「保守的な変化」を好んでいると思う

Gyazo画像

「保守的な変化を好む」ってのは。継続的なメンテナンスが求められる対象があったとして、毎月ちょっとずつコストを払うか、年に一度にまとめてドカーンとやるか、でいうと、前者の方がいいよね〜って話。こまめなメンテナンスを怠って対象がどうにもならなくなってから「作り直す!!!」ってなるのが「革新的な変化」になっちゃうパターン。

「保守」ってのは「変えない!」ってことじゃなくて、価値を保って守るために少しずつ変え続けること、と捉えてみると。自分は「保守性は大事」と思うし、保守的な人間だと言えると思う。