無人化と有人化のバランス

メタバースえとせとらで紹介されていて知った Gojek の話がおもしろかった。

[https://anchor.fm/metaverse-etc/episodes/13-e1q7qp4/a-a8q7hbh

[https://anchor.fm/metaverse-etc/episodes/GojekUX23-e1q7rpe/a-a8q7iki

[https://anchor.fm/metaverse-etc/episodes/33-e1r85on/a-a8u2kji

まったく知らない世界だったので Gojek の話が事例紹介としておもしろかった、ってのもあるし。お話の中で「システムから徹底的に人間の関与を排除するのが、いいことなのか?」といった観点があり、自分にとっては収穫だった。

  • 無人化のメリット・デメリット
  • 有人化のメリット・デメリット

があるはずで、なんでもかんでも無人化や自動化を推し進めることが全体最適にならないケースもありそうだよね。

ソフトウェア開発プロダクト開発を生業にしてきた中で、自分は「積極的な無人化」に傾倒してきた自覚はある。自分たちが提供するプロダクトを通じて「利用者の手間を減らそうとする」のはもちろんのこと、プロダクト開発に携わるチームの中でも「人間の作業を減らそうとする」をやってきた。

それはそれとして、逆に「ここには積極的に人間を巻き込もう」という観点も持てるとよさそう。もともと「広義のシステム」を考えるのは好きで、システムの構成要素としてソフトウェアハードウェアと同等に人間を数える意識は強かったはずだ。

コストの観点で人間の関与を考えるだけじゃなくて、ゲインの観点でも考えてみるといいのかな。いちばんおいしいところで人間にパスを出してゴールを決めてもらう、みたいな。人間になにもさせない、というよりは、人間のグッドなふるまいを引き出す、そんなイメージ。どれだけコストが減ったかではなく、どれだけハピネスが増えたかに着目するような。

人間が有している人間性を強化するようなソフトウェアプロダクトの在り方を探っていきたい気分。ソフトウェアと人間の共生、人間に伴走するプロダクト

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