内部の論理、トレンド、損得

#2018-10-04 #エッセイ

個人や組織の内部ではしっかり筋が通っていたとしても、外部の世界との関係性を考えたときに損にしかならなかったらすべてが無になるケースがあると思う。

組織のメンバーが「こうしたいです。どうして禁じられているのでしょうか?」と問うてきたとして「こうこうこういう理由で禁止になっているんだよ」と説明し、メンバーが納得したとする。これはこれでよい。

一方、別の組織ではそれがオッケーということになっていたら、メンバーはそっちの組織に魅力を感じてしまってもおかしくはないだろう。

「ちゃんと理由があってこうなっているんです」というのは、最低限の納得につなげることはできるかもしれないが、それで充分とは言い切れない。どうなっているのが組織にとって最も得かを考えて、そうなるように理由の方をつくっていくのがよいと思う。