2025-07-02 Wed #2141
批判的に 非決定的に

#07月02日 #2025-WN27 #2025-07-02 #2025年07月

生活

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ランチ。出先にて「ここにしてみるか」という飲食店に飛び込む。キッチンに立っている人と、ホールにいる人と、スタッフと思われる人はふたり。小さなお店。ホールにいた人、ふつうにテーブル席のところに着席していたので最初はスタッフと思わなかった。めちゃニコニコしていてフレンドリーなんだけれど、こちらが話していることはあまり伝わっていない感じでおもしろかったな。

その人がメニューを持ってきてくれたから「じゃあ、これとこれをひとつずつ」と伝えて「はーい」となったものの。その 10 分後くらいにキッチンの人がホールの人に「注文は取ったの?」と確認しているのが聞こえてきたから「そちらの人に聞いてもらいましたよ〜」と添えておいたが、なんにも伝わっていなかったことが判明して、あらためてキッチンの人に注文を伝えた。

そのあと、お店のドアが開いて、やってきた人が「きのう予約の電話したでしょ〜」と伝えるも、ホールの人は「覚えていないんだよなあ」的な応対をしていて、なるほど、こういう感じなんだな〜と自分なりに理解した。

お料理はおいしくて、スタッフのおふたりはずっと笑顔でやわらかい雰囲気で接してくれたので、なんだか気分がよかった。お料理はおいしかった。お会計を済ませて、ホールの人とがっちり握手してからお店をあとにした。おもしろ体験であった。

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ぼくは Hip-Hop のことも BEEF のこともぜんぜん知らなくて、話題になっていてもせいぜい遠くから眺めるくらいで実際に曲を聴きにいったりするようなこともほとんどなかった。先月下旬、わりとぼくがウォッチしている界隈で勃発していたので、今回はいくらか追ってみようと思って興味を持って情報をキャッチしている。

「ビーフ」が連日話題を呼んでいます。発端は6月21日、ラッパー・NENEが突如リリースした楽曲「オワリ」でした。彼女はこの曲で、SKY-HIがCEOを務めるBMSGと、ちゃんみながタッグを組んで開催したオーディション「No No Girls」から誕生したガールズグループ・HANAを想起させるようなディスソングを展開したのです。ただ、これはHANAに対するディスというよりも、ヒップホップへのリスペクトが感じられないポップ・シーン全体への問題提起とも受け取れる内容でした。だからこそ、象徴的な存在として、ちゃんみなやSKY-HIが名指しで攻撃される形になったのです。 【業界激震】ラッパーNENEからちゃんみな&SKY-HIへの宣戦布告「ビーフ」が「ヒップホップVS.ポップ」の代理戦争に発展(つやちゃん) | マネー現代 | 講談社

あまり意識してこなかったけれど、自分はポップ・カルチャーの中で生きてきたように思う。音楽でいえば J-POP ばかり聴いてきた。週刊少年ジャンプに掲載されているような少年漫画を好んで読んできた。大衆文化のトレンドの中にいて、マジョリティの側に身を置いてきたとも言えるかもしれない。

今回のことで感心したのは、NENE さんのファンの人たちの多くが批判的な観点を持っていること。これは Hip-Hop のカルチャーと無関係ではないと感じた。一方でポップ・カルチャーな層の人々は、その多くが、応援しているアーティストに対して無批判な態度を取っているように思える。「かっこいいことはかっこいいし、ダサいことはダサい」と言える態度の人たちを見て、自分は清々しい気分になった。

自分は基本的には「強い言葉を使わないで、楽しくやっていこ↑」なマインドだと思う。そこに、大学院時代のアカデミックな雰囲気やソフトウェア開発におけるレビュー文化から取り入れたエッセンスが加わって、やわらかく批判的であること、建設的であること、を快しとするスタンスに落ち着いて今に至っているのではないか。そんなことを考えた。

もうちょっと深堀りしたくなったので Claude に「批判的に返して」とオーダーしながら会話したら、だいぶおもしろかった。デフォルトの挙動だと、あまりにも同調が強くて気持ちよくないときがあるので、常にこれくらい批判的に返してほしい。その方が得るものが多いわ。

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というわけで、自分は多様な文化のことをぜんぜん知らんな〜〜〜となったので、Claude におすすめしてもらったアクションを取り入れてみたり、あれこれ目で耳で肌で感じて、世界を広げていきたいな〜と思ったのだった。

スーパーでお買い物していたら BE:FIRST の『夢中』が流れてきて、先日のテレビ番組でのパフォーマンスの評判がめちゃくちゃいいよな〜ってことを思った。去年までは知らなかった世界なんだけれど、BE:FIRSTMAZZELHANA は、テレビ番組に出たりフェスに出演したりするたびに「あのグループ、何!?」と発見されて、その都度でファンが増えている様子が観測される。

ひとしさんが手土産として持ってきてくれたタンミョンの調理キットを使って、食べ物を生成した。タンミョンの正解の味を知らないので、調理がうまくいったのかはまるでわからない。でもおいしかったのでオッケーです。

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夜に見かけたヤモリちゃん。かわいいね〜〜〜〜。いつでも遊びにきてほしい。見るたびにうれしい気持ちになる。

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Claude Code の Hooks が楽しくて、いくつかのプロジェクトを進めつつ Hooks で遊んでいたら 25:30 くらいになっていた。お布団に向かう直前まで興奮状態で作業していると、眠りが浅くなるパティーンでは?

Customize and extend Claude Code’s behavior by registering shell commands https://docs.anthropic.com/en/docs/claude-code/hooks

Claude CodeGemini CLI が楽しい。まず、コマンドになってくれたのがうれしいよな。今回の Hooks も素朴なシェルの話で、Custom slash commands もシェル。こうなってくると、いきなり資産が活きまくる。

Hooks がやたら楽しくて、これはなんでだろう〜と思った。自分でもよくわかっていないのだけれど、決定的に動くものと、非決定的に動くものを、うまく連携させられるのが楽しいのかもしれない?ぼくが 10 年以上に渡って書いてきたプログラムは決定的で、最近になって遊んでいる LLM非決定的。それぞれに得意なことと苦手なことがある。

「忘れずに Lint を実行してください」なタスクは決定的に実行したい。こういうときに Hooks は便利。でも、決定的なシステムでは扱いにくい問題があって、そこにコンピュータから気軽にアプローチできるようになったのが LLM のおもしろいところ。ほんで LLM がシェル・コマンドになってくれたおかげで、決定的に動くものたちと組み合わせて動かしやすくなった。おもしろい。

ところで、ソフトウェアエンジニアのお仕事は、だいぶ非決定的だな〜と思うに至った。みなさんのお仕事はどうですか?

会話の要約

PLAUD NotePin で録音したものを PLAUD で要約し、そこから一部を抜粋。

ジュンさんが「お金は共同幻想である」という考えを提示し、マミさんもそれに同意しました。全員が価値を信じることで機能を持つという点で、パンツがただの布ではない、紙幣がただの紙ではないという例えで理解を深めました。

食事を終え、お店の店員さんについて「時間の流れが違う」と感じつつも、良い雰囲気で美味しかったと振り返り、時間に余裕がある時にまた訪れたいと話しました。

ジュンは、自身の文化的ルーツがポップカルチャーにありつつも、科学者としての属性から批判的視点を重視する「両輪」で駆動されていると自己分析しました。

今日の n 年前

7月2日の日記